天台宗

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天台宗について


天台宗は、正式名称を天台法華円宗といいます。伝教大師最澄が延暦24年(805)帰国し伝えたのが日本における天台宗のはじまりです。最澄は日本へ帰国後、比叡山延暦寺に戻り、すべての衆生は成仏できるという法華一乗を説きました。



教義と信仰


『妙法蓮華経(法華経)』こそ、仏陀の教えの究極を説いたものとします。この法華経を中心に、菩薩戒・顕教・密教・禅法などを融合した総合仏教といえます。これを「四宗相承」(ししゅうそうじょう)と言い、円・密・禅・戒、そして念仏を法華経の精神で統合していこうというものです。そして、すべての人、生物、存在には仏になる可能性があると教えています。天台宗宗憲には「天台宗は宗祖大師立教開示の本義に基づいて、円教、密教、禅法、戒法、念仏等いずれも法華一乗の教意をもって融合しこれを実践する」とあります。

  • 本堂にて